STORY
遠く遠くの小さな丘に、
小さな女の子がひとり住んでいた。
草花や木々の声。山や川や湖の声。
世界にはたくさんの声があふれていて、
彼女はそれを聞くことができた。
彼女はそんな彼らとおしゃべりをするのが大好きだった。
歌は夜空に
ほどけて 響いてゆく
指は夜露に
ふれて 優しいリズム 紡いでゆく
伝えたい事が
たくさんあるよ
静かの湖畔
見晴らしの丘
空に瞬く
すてきなあなた
わたしの声は
届いてる?
夜明けのワルツ
夕暮れのポルカも
くるりまわれば
裾が 花開くのが 見えるでしょう
話したいことが
たくさんあるよ
こころを焦がす
世界の秘密
空に輝く
ちいさな光
あなたの声を
聞かせてね
草花や木々の声。山や川や湖の声。
世界にはたくさんの声があふれていて、
彼女はそれを聞くことができた。
彼女はそんな彼らとおしゃべりをするのが大好きだった。